愛妻家は「きょうも朝してきたよ」と苦にならない様子です。この先輩の話を聞かされていた別の同僚は、「感化されて家事をしたら、島岡達三作の湯飲みを割ってしまった」と頭をかいています。

「慣れないことをするものじゃない」というオチにしたいところですが。総務省の2016年社会生活基本調査によると、家事関連時間は女性が1日3時間28分に対し男性は44分。女性は男性の4・6倍です。

県内の35~44歳の年代で見ると差はさらに広がります。女性4時間36分に対し男性45分。こちらは6・1倍に達すします。この20年の全国平均で女性は6分減り、男性は20分増えてはいます

女性の社会進出が叫ばれて久しく、共働きの家庭も増えていることを思えば、女性の家事負担軽減はまだまだ道半です。米国の夫の家事関連時間は、日本のほぼ3倍です。

日本の男性の家事参加を拒む壁は、伝統的な性別的役割分担の意識と長時間労働だと指摘されます。こんな民間の浮気調査もあります。夫の早い帰宅を「希望しない」「どちらとも言えない」が、合わせて6割を占めました。

その理由の一つは「(夫の食事作りなど)家事負担が増える」がありました。これ何か変です。冒頭の同僚は、妻の教育によって家事参加が習慣化したといいます」若い奥さん、最初が肝心です。